「ダイビング体験をしたい」「ダイビングライセンスを取りたい」という気持ちがあるのだけど、
視力が悪いことを理由として、興味はあるもののダイビングを試してみることを躊躇している人はいませんか?
僕も視力が悪いので目が悪い人の気持ちが解ります。ダイビングには昔から興味があったのですが、
「眼鏡をしたまままでもダイビングできるのかな?」
「コンタクトレンズでダイビングすると、海水がコンタクトが取れたりしないかな?」
って、と〜っても不安だったのです。
でも、僕は今、視力が悪い悩みを克服してダイビングのライセンスを取得しました。今もダイバーとして海に潜り続けています。
視力について悩んでいる方も、ぜひダイビングの醍醐味を味わって欲しい!
そんな気持ちで目の悪い人の、ダイビング対策法を書いてみました。皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
Contents
ダイビングマスクは眼鏡を付けたまま装着できるの?
僕は最初、眼鏡をつけたまま、ダイビング用のマスクを上から被ってみようと考えていました。
僕はサイクリングすることも趣味なので、ロードレーサーに乗って遠乗りすることもあるのですが、自転車乗りが装着するサングラスには眼鏡の上から装着するサングラスもあったからです。
スキーのゴーグルにも、眼鏡をかけたままで装着できるゴーグルがありますしね。
でも、ダイビング用のマスクの場合、眼鏡をかけたまま、眼鏡の上からマスクを被ることはできません。眼鏡をかけたままダイビングすることは出来ないのです。
実際に潜ってみて感じることは、「やはりダイビングをする時には、眼鏡を装着しない方がいい」ということです。
確かに、ダイビング用のマスクも、スキーのゴーグルのような形状なのでもしかしたら眼鏡をしたままダイビングマスクを装着することもできるのかもしれません。
しかし、潜ってみると解るのですが、ダイビングをする時には様々は力がマスクにかかります。
海に飛び込むときにはマスクがズレるほどの力がかかる時もあるし、
海底に潜れば潜るほど、マスクにかかる水圧が強くなります。
ダイビングの最中は、ほとんどの人が心身ともに余裕がない状態でしょうから、眼鏡やらマスクやらに気を配っている余裕はないことが多いでしょう。
だから、やっぱりダイビングをする時には、眼鏡をつけることは出来ないと考えてください。
眼鏡ダイバーは、ダイビングマスクはどうしているの?
では、日常生活において、メガネを使用している人は、ダイビングする時にはどのような視力対応をしているのでしょうか。
僕がダイビングのライセンスを取得するのインストラクターの先生に質問してみました。
そうなのです。ダイビングには「度付き」のダイビンクマスクというものがあるのです。度付きのサングラスもありますから、度付きのダイビングマスクがあっても不思議ではありません。
では、「度付きのダイビングマスク」を使うと良いのでしょうか?
ダイビングのインストラクターの先生に聞いてみたところ、ひとそれぞれだそうです。
私の場合は「コンタクトレンズ」の方がいいのでは?と考えており、コンタクトレンズ+通常のダイビングマスクという組み合わせでダイビングをしています。
僕が度付きダイビングマスクを使わない理由
私が度付きのダイビングマスクを使わない理由は2つあります。
「度付きのダイビングマスク」を使わない理由①
一つ目の理由は、「度付きのダイビングマスク」と「自分の目と体」との相性が合うのか?という点が気になるからです。
以前サイクリンング用として、度付きサングラスを作ったことがあるのです。でもそのときに作った度付きサングラスは、日常使用している眼鏡と、同じ度数ではあるものの、何だか見え方が違ったのです。
せっかく作った度付きサングラスでしたが、かけると目がクラクラするし、気持ち悪くなるし。ということで結局度付きサングラスを使うことはありませんでした。
同じ理由で「度付きのダイビングマスク」は、日常使っている眼鏡とは違って、目と体が違和感を感じてしまうのでは?という不安がどうしても払拭できないのです。
以上が、私が「度付きサングラス」を使わない理由の一つ目となります。
「度付きのダイビングマスク」を使わない理由②
二つ目の理由は、ダイビングマスクを使用していない時に何も見えなくなることに、不安感を感じるからです。
ダイビングをしている最中は、ダイビングマスクを必ず使用する訳ですから、ダイビングマスクを使わない事態は通常は考えられないということになりそうですが、
実際は結構ダイビングマスクを外している時間が生じます。
どういうことかというと、
例えば、陸での移動時間や、沖にダイビングに行く際にボードに乗っている時間は、ダイビングマスクを使用していません。
それにダイビングライセンスを取得する際は、海の中で実習が行われるのですが、実習の際にはダイビングマスクの脱着練習が繰り返し行われます。
すなわち、海の中でダイビングマスクが外れた際のトラブル対応をする練習が実施されるのです。
度付きマスクを使用していると、ダイビングマスクが外れている際、視力が悪い方は何も見えなくなってしまいます。
ダイビングはちょっとした不安感が、呼吸に大きな影響を及ぼすのですが、「何も見えない→不安だ!→息もできない。苦しい」ということでパニックになってしまい溺れてしまいそうになることがよくあるのです。
だから少しでも不安要素を無くしておきたい。そのために僕は度付きのダイビングマスクは使っていないのです。
コンタクトレンズを使うと、海水がダイビングマスクの中に入った時に大丈夫?
ということで、僕はダイビングをする時には「コンタクトレンズ」を使っています。使い捨てのコンタクトレンズです。
コンタクトレンズを使用する際には、こんな不安がありました。
こんな疑問についても、ダイビングのインストラクターの先生に質問してみたのですが(インストラクターの先生は親切な方が多いので、とっても助かります)、
という回答をもらったのでした。
そこで僕もコンタクトレンズを使って、ダイビングのライセンス講習を受けたのですが、ダイビングライセンスの講習時に、
海水で目を開ける機会が10回以上あったのですが、一度もコンタクトレンズが外れることがありませんでした。
逆にコンタクトレンズをつけているおかげでイイことも!
海水の中で目を開けても海の中をしっかりと見渡すこともできるので、安心して冷静にダイビングを続けることができたのです。
だから僕は、ダイビングをする時には、使い捨てのコンタクトレンズを使うことをオススメしています。
とはいえ、海水で流されてしまうリスクが0%とは言い切れないでしょうから、不安な方は度付きマスクを使用することを検討してみてください。
結局のところ、度付きマスクを使うのか、コンタクトレンズを使うのか、ということは個人個人の好みによるということになりそうですね。
ちなみに、ダイビングマスクに水が入った時の対処法は?
ダイビングの最中、ダイビングマスクの中に海水が入ることはよくあることです。
ダイビングマスクの中に海水が入っても、大丈夫です。
何故なら、マスククリアという方法で、ダイビングマスクの中から海水をマスクの外に排出します。
マスククリアは、ダイビングのライセンス講習において、何度も繰り返し練習する方法なのです。簡単にいうと口で息を吸って、鼻で息を吐くのです。鼻からの息の吐き出しを利用して、海水をマスクから排出させるのです。
ダイビングをする時には、鼻はダイビングマスクで密閉されているので、鼻呼吸はできません。だから呼吸は口ですることになります。息を吸うことも、息を吐くことも口でするのです。
ただマスククリアをする時には、息を吸う時には口を使って、息を吐く時には「鼻」で息を吐くことになります。「鼻」で息を吐くことでダイビングマスクの中に空気が溜まって海水をダイビングマスクから押し出してくれるのです。
ダイビングのライセンス講習を受講すると、マスククリアの練習をすることができるので、安心して対処する方法を身につけることができます。
ダイビングをする時には使い捨てのコンタクトレンズを使いましょう。
ダイビングするときは「コンタクトレンズ」がおすすめ!
結論はダイビングの時にはコンタクトレンズを使うことがオススメです。
でも、ど〜してもコンタクトレンズを使用することに抵抗がある人は?
度付きのマスクを使いましょう。
体験ダイビングの時に、インストラクターの人に色々と聞いてみるといいでしょう。